疥癬

疥癬はビゼンダニとう虫が感染する病気です。

もともとは性交渉による感染から始まった病気ですが、
今では高齢者や高齢者を介護する人たちにも多く見られるようになりました。
症状としては男性、女性ともに同じような症状が出ます。

主に感染する場所は指の間、性器全般、内股やわきの下、
さらにはへその周囲など首から下の全身です。
感染すると、小さな赤いブツブツや大きなしこりが出来て激しい痒みがあります。

また、ミミズ腫れのような発疹が出ることもあります。
極めて感染力が強い病気なので、大部屋で雑魚寝をしたりして、
ほとんど全員に感染するといったケースも見受けられます。

このように疥癬は性行為だけではなく、
寝床や寝具、衣類などの共用で感染しますから、油断は禁物です。
ただし、適切な治療を受けて成虫や卵を完全に駆除すれば人体に影響なく治すことができます。

病気の症状

疥癬にかかると、首から下の全身に赤いブツブツが出来たり、しこりが出来て、
特に夜中に寝ている時に猛烈に痒くなります。
時にはミミズ腫れのような発疹も出ます。

症状

この原因はビゼンダニというダニですが、とても小さなダニなので肉眼では見えません。
このビゼンダニが交尾した後で人の皮膚の中に入り込み玉子を産み付けます。
産み付けられた卵が1週間ほどで幼虫になり皮膚からでてきて成虫になり、
血を吸うので痒みを感じるのです。

症状としては、とにかく痒いの一言ですが、ミミズ腫れのような発疹を手でかきむしったりすると、
そこから別の細菌やバイキンが入って思わぬ別の病気を引き起こすことも考えられますから、
そういう場合には別の症状に移行する可能性が十分考えられます。

治療・対処法

疥癬にかかったと思った時は、自己診断をしないで医療機関で診察を受けることをお勧めします。
疥癬はいとも簡単に人から人へと感染しますから、自分が疥癬にかかったという自覚症状が出たら、
家族との接触を避ける対処法をとりましょう。

治療法

なお、疥癬を調べるSTD検査キットなどはありません。
治療の方法としては皮膚科ですが、まず入浴して体をよく洗浄した後で
クロタミトン軟膏とかイオウ剤軟膏やローションを全身に塗ります。

同時に、着ていた衣類や寝ていた寝具に殺虫剤を散布した後で丸洗いします。
とにかく体の治療(殺虫)と周りの物の殺虫を同時に平行して行うことが必要です。

この治療は1ヶ月ほどの長い期間に継続して行わなければ
しぶといビゼンダニと卵や幼虫を殺すことができません。
なお、痒みの症状が完全に消えれば完治したことになります。

予防法

疥癬は性器そのものからの感染ではないのでコンドームの使用は予防にはなりません。
また、たとえ自覚症状が出ていなくても、感染者と同じ部屋で
布団を敷いて寝ていたというような場合は、予防的に治療をするほうが安全です。

予防法

感染してから自覚症状が出るまでに約1ヶ月の潜伏期間がありますから、
どうも怪しいという部屋に寝泊りしていたり、衣類や寝具を共用していた場合は
事前に医療機関で検査をしてビゼンダニの有無を確認することがなによりの予防方法になります。

また、ミミズ腫れのような湿疹をむやみに爪でかいたりしないことも
二次感染を予防するために忘れてはなりません。
特に高齢者の方で悪性腫瘍などのためにステロイドを使っている患者の場合などには
想像を絶する100万匹から200万匹のビゼンダニが体につきますから、
徹底的な治療と殺虫が極めて大切です。

普通の家庭でも、理想的にはシーツや下着、洋服を毎日とりかえて、
熱に弱いビゼンダニを殺すために50℃のお湯に10分間ほどつけてから洗濯をするのも
効果があると言われています。
家ダニもそうですが、部屋を毎日電気掃除機で十分に掃除して、常にダニがわかないように
注意することも疥癬の発生予防には有効です。

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