ケジラミ症
ケジラミ症は、男性女性とも同じ症状が出る病気です。
ケジラミ症は、「ケジラミ」というシラミの一種で、
体長1mm前後の吸血性昆虫が陰毛などに寄生して血を吸います。
この病気にかかると、感染した場所に激しい痒みがありますが、湿疹にはなりません。
また、このケジラミの血を吸った糞が下着に黒い点々のしみをつけることがあります。
ただし、ケジラミがいるのに何も感じない人もいます。
陰毛から陰毛へケジラミは移るばかりでなく、タオルや衣類にも付着しますから、
家族に感染しやすい病気です。
ケジラミ症にかかると、陰毛をはじめ肛門の周囲やわき毛、さらには胸毛などや、
時には頭髪や髭にもケジラミが寄生しますから、寄生して血を吸う場所に激しい痒みが走ります。
そういうことから、感染経路としては、
必ずしも性行為だけで人から人へと感染するものではありません。
母子など体毛と体毛の接触度合いが高い場合や、
親子で毛布を共用したりして子どもに移ることもあるやっかいなシラミです。
治療・対処法
ケジラミ症の治療は、ケジラミが体に取り付いたことが分かった時点で
医療機関の診療を受けることが第一です。
病院ではまずケジラミがいるかいないかを検査しますから、
ケジラミが見付かれば相応の治療が可能です。
治療の確実な方法は、とにかくケジラミの寄生している場所の毛をきれいに剃り落とすことです。
次にケジラミの寄生していそうな場所をシラミの治療薬であるフェノトリンというパウダーや、
フェノトリンというシャンプーで良く洗い落として、殺虫します。
この殺虫は繰り返して行います。
ケジラミと卵が全て駆除されて、痒みがなくなれば治ったと考えられます。
パウダーを使用する場合は、ケジラミの寄生している場所に散布して殺虫し、
2時間ほど後でブラシなどを使用してきれいに洗い落とします。
シャンプーを使用する場合は、適量を陰毛などに塗り、
5分ほど後でやはりブラシなどを使ってきれいに洗い落とします。
しかし、これらの薬剤はケジラミには効果がありますが、
ケジラミが生みつけた卵には効果がありません。
したがって完全駆除には、卵がかえった頃を見計らって
3~4日ごとに3~4回繰り返すことが必要です。
また、陰毛以外にも寄生していないか注意しなくてはなりません。
さらに、ケジラミは2日間ほどは人の血をすわないでも生存している可能性がありますから、
衣類や寝具などをドライクリーニングできれいにすることが良いでしょう。
なお、ケジラミ症を予防する方法は体と衣類を清潔に保つことしかありません。
