男性の症状 目次

水泡や潰れた潰瘍がある

性器に小さな水ぶくれができて、その水ぶくれが破れて潰瘍状態になり、
かなり強い痛みを感じるという症状から考えられるのは性器ヘルペスという性病です。

性器ヘルペスの病原菌は、口のまわりにできるヘルペスと同じ単純ヘルペスウイルスですが、
口唇や顔などに症状が出るのは、主に1型の口唇ヘルペスで、性器に症状が出るのは、
主に2型の性器ヘルペスです。

性器ヘルペスの感染経路はすべての性行為です。

性行為の時、ヘルペスにかかった病変部と性器が触れることで感染するのです。
初めてこの性病にかかった時は亀頭や陰茎の表面がヒリヒリ痛んだり、むずかゆさなどを感じます。
その後陰茎に赤いブツブツや水ぶくれができます。

性器ヘルペス

さらにただれたような潰瘍ができると、痛みがますます強くなり、発熱を伴うこともあります。
それと同時に太もものリンパ節が腫れて、痛くなります。

また、症状は太ももや臀部、肛門の周囲、直腸粘膜などに出ることもあります。

さらに、これらの症状が出ていなくても、感染していると性器の皮膚や粘膜にウイルスが出てきて、
性行為により相手に感染することもあります。
また、例え性器ヘルペスでなくても、口唇ヘルペスの症状が出ている時にオーラルセックスをすると、
相手の性器に感染します。

性器ヘルペスは治療によって症状を抑えることはできますが、
性病の原因であるウイルスを完全に死滅させることはできません。
そのためにたびたび再発する人が多いのですが、それを抑える治療もあります。

痛みのないイボがある

陰茎や亀頭、包皮の内側や陰嚢など、および肛門の周辺に
淡いピンク色や茶色のニワトリのトサカの形やカリフラワーのような形のイボ、
あるいはお椀を伏せたような形のイボができたら、
尖圭コンジローマという性病に感染したと考えましょう。

しかし、陰茎や亀頭が痛いとかかゆいといった自覚症状はほとんどありません。
しかもこの性病は肛門の内側や周辺、さらには尿道の入口にできることもあります。

陰茎や亀頭などにできたイボは少しずつ大きくなり、数も増えてきます。

治療法としては、このニワトリのトサカのような形のイボは外科手術で切り取ります。
しかし外科手術では病原菌であるウイルスを完全に取り除くことは難しく、
手術後3ヶ月以内に約4人に1人が再発すると言われています。

尖圭コンジローマ

さらに、この症状が出た場合は、相手の女性も感染していることがしばしばありますから、
性交渉のあとしばらくは何でもないようでも、何ヶ月か経過してから症状が出ることがあります。

この尖圭コンジローマの感染は、良性型のヒトパピローマウイルスが原因です。

しかし、性行為以外に皮膚や粘膜の傷口から感染することもあります。
なお、ヒトパピローマウイルスには良性形と悪性型の2種類があります。

尖圭コンジローマは他の淋菌や梅毒などのような悪性の性病とは違いますが、
性器に直接症状が出るという点では、できればかかりたくない性病ですから、
常に注意をして、万が一この性病にかかったら、他人に移さないようにしましょう。

太もも付け根のリンパ節の腫れ

女性とエッチをした後で、太ももの付け根のリンパ節が腫れたり、
口やその他の部分の皮膚や粘膜にしこりができたりする症状は、
梅毒という性病に感染しています。

梅毒は、梅毒トレポネーマという病原菌が原因で、昔は不治の性病として恐れられていました。
しかし現在では特効薬として知られる治療薬の抗生物質ペニシリンが実用化されたので、

早期に治療すれば完治します。

ただし、梅毒に感染した人は、HIV(エイズ)にも感染しやすくなると言われています。
梅毒の感染経路は性交渉で皮膚や粘膜の小さな傷から病原菌が侵入し、
血液中に入って全身に広がります。

また、アナルセックスでの感染が特に多いようです。
もしも、口に梅毒で変化した部分があると、単なるキスでも感染します。

梅毒

また、梅毒に感染すると症状は、3週間後、3ヵ月後、そして3年後、
さらにその後と4期に分かれて変化していきます。

第1期の3週間後の症状は、太もものリンパ節の腫れやしこりですが、病原菌が血液に入り、
全身に広がると、顔や手足にピンク色の丸いあざできます。
さらに脱毛症状も起きます。この症状は3ヶ月から3年ほど続き、

その後症状は一旦潜伏してしまいます。

そして、いつ発症するかは個人差がありますが、さらに進んで第4期になると、心臓や血管、神経、
目などに症状が現れて重度の障害症状になってしまい、手遅れになる場合があります。
第1期の症状に注意することが大切です。

下着に黒色状のしみがつく

下着を穿き替えようとした時に黒いしみがついていることがあります。
もし下着に黒いしみがついていたら、それはケジラミ症に感染しているからです。
ケジラミ症というのは、性交渉の時などに陰毛が性器にくっついて、
ケジラミというシラミが感染するもので、かなり激しいかゆみを局部に感じます。

しかし、このケジラミ症は単に性行為によって感染するだけではありません。
例えば他人が使用して洗濯やクリーニングをしていない毛布やタオルなどを通じて

間接的に感染することもあります。

この原因はケジラミという長さが1ミリほどの大きさのシラミです。
この吸血性のシラミは主に陰毛に寄生していて、人間の血を吸うのです。
陰毛が触れ合うことでの感染がほとんどですが、ケジラミは陰毛以外にも
肛門の周りの毛やわき毛、胸毛、太ももの毛などに寄生していることがあります。

ケジラミ

症状の現れ方は、通常は激しいかゆみを伴いますが稀には何も感じない人もいます。
また、湿疹が出でないのがケジラミ症の大きな特徴です。

ケジラミ症の治療法としては、まず体の局部やその他の部分を清潔にすることと、
可能であれば陰毛をはじめケジラミが寄生している場所の毛を

すべてきれいに剃ってしまうのが一番確実な方法です。

どうしてもそれが出来ない場合は、シラミの治療薬入りの認可を受けている
特別なシャンプーやパウダーを使います。
ケジラミ症に感染するのは、局部を含めて体が不衛生な状態にある時が多いようです。

亀頭のかゆみやただれ

小用を足している時に亀頭が赤みを帯びていてむずむすかゆいとか、ただれているような場合や、
白いカスみたいなものが小便と一緒に出たら、カンジダ症の疑いがあります。
この性病は一般には男性よりも女性に多い性病だと言われていますが、男性もかかります。

カンジダ症は性行為で感染するのはもちろんのことですが、
病原菌は体内にあるカンジダ属の菌でカビのようなものが原因と言われていますから、
このカビが原因の場合もあります。

また、この症状は特に包茎の男性に現れることが多いようです。
カンジダ症の菌はもともと体内にありますから、何かの拍子に、例えば体調をくずした時などに、
この菌が原因でカンジダ症を引き起こすこともあります。

カンジダ症

また、亀頭のかゆみやただれ以外の症状としては、亀頭に小さな水ぶくれが出来たりします。
そのほかの症状としては尿道が炎症を引き起こすこともあります。
カンジダ症はほかの性病とくらべてみると軽度な性病と思われがちですが、

性病の一種であることは間違いありません。

しかも亀頭は人体でも敏感なところですから、かゆいからといって手で掻いたりすると、
亀頭の表面を傷つけたりする恐れもあります。
また、ただれから出るうみが下着を汚したりしますから適切な処置を講じることが肝要です。

なお、これらの症状が出ている時の性行為は、相手に感染させることになりますし、
症状のさらなる悪化が考えられます。

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